途中、第三章が難しくきつかったけど第四章からまた読めるようになり、
最後の第七章で再び躓きそうになったがなんとか読了。
第三章は、スピノザの主著「エチカ」の難解とされる第一部についての考察と知り、難しいのに納得。妙な一安心。
スピノザという哲学者は、デカルトを徹底的に読んで、それで、ただ批判するのではなく、「私は考える、故に私は存在する」という有名な命題を「私は考えつつ存在する」と言い換えた。。なるほどです。
それにしても、奥が深くて、一度読んだだけではとても理解しきれないけれども他にも読みたい本が沢山あるので次の本に進む。
読み応えのある本を一度読んで次の本に向かうとき、「質の良い本をじっくり二度読めば、十倍の理解度になる」とNews Dietの著者ロルフ・ドベリさんが言っていたのが、心に引っかかる。
とりあえず人間は欲の塊というか、そもそも生命は生命を継続させるほうに向かうので(ホメオスタシス恒常性)、おそらく私のホメオスタシスは今、ちょっとでも賢くなって生き延びたいという方向にある。なんちゃって。
本を読んでいるとちょっとでも賢い方向に向かっているような気がする?それでどん欲になってしまう?
世界に振り回されずに世界を理解する方になりたいという感じかなぁ。