鈴木先生の本はこれで3冊目
最初は硬い文章になれなくて、私にはレベルが違っていたかと思っていたけど
頑張って読んでいるうちにいつの間にかの3冊目
つまり、記憶そして知性とは
はかなく脆いんだということ
そのときの状況や文脈に左右される
ゆらぎを持ちながら、これまでの経験を糧につくられていく
ゆらぎがあるほど知性の進歩がある。
環境・世界にも助けられ、
自己の皮膚の外に広がり、環境と相互作用しつくられる。。。
内容としては、先日読んだ「認知バイアス 心に潜むふしぎな働き」とほぼ同じなんだけど(引用されている実験なども)、認知科学の概要をより広く深く語ってくれている本。
論理学に関する描写で、難しいと感じる箇所もあった。
鈴木先生の小噺的な語り口調がところどころにちりばめられていて
それがクスッとさせられた。
学生になって、鈴木先生の講義をうけてみたいなあ。
章ごとに、認知にまつわるお勧めの本が紹介されていて、
いろいろと読みたくなってしまう。
その中から鈴木先生が「これはぜひ読むべきだ」という一冊
「現れる存在 脳と体と世界の再統合」アンディ・クラーク 著を買ってみた
このような本に没頭するのは
より生きやすい毎日をおくりたいから?
20代30代のころは本当に悶々と悩むことが多くて、
うっとうしかったけれど、
このような本を読むことで霞が晴れていくように思う。
そして喜ばしいことは、気持ちが強くなってきたことかな。
大げさに言えば生きる力になっているというか
そうして成長して周りの人の力にもなれる存在になりたい。。。
今更だけど本を読めるって素晴らしいことだなあ。
ではではおやすみなさい。
読んでいただきありがとうございました。