認知科学って面白い 今週読んだ本

今週読んだ本

 

「錯覚の科学」クリストファー・チャブリス ダニエル・シモンズ 

先週読んだ「ファストアンドスロー」で紹介されていたので読んでみた。

注意・記憶・自信・知識・原因・可能性の6つの錯覚について書かれている本。

「はじめに 思い込みと錯覚の世界へようこそ」という書き出しではじまる。

「あー、そういう事あるある」みたいな話がたくさんでてきた。

身につまされる。

 

そして、上記の本と同じ趣旨の本になるかな。

「認知バイアス 心に潜むふしぎな働き」鈴木宏昭

鈴木先生の本(勝手に先生呼びを失礼いたします)。

先日「類似と思考」を読んで文章が堅苦しくて(アカデミックと言うらしい)

難しいと思ったけれど、

この本は一つ一つのトピックスが短く纏められていて、とても読みやすかった。

人の「認知バイアス」というものを面白おかしく羅列しているわけではない。

「ほらそれ思い込みでしょう?だから人間は愚かなんだよ」とか、

「賢いのかばかなのか」とかいう単純な話で終わってはいけないと、

状況によっては非合理的で非論理的になるけれども、

別の状況では、合理的で論理的

システム1とシステム2は完全に別物として扱えないということか。

複雑に絡み合う認知の仕組みがあるってことか。

そのような「『認知バイアス』バイアス」と呼べることについても最後の章で語られておりそれが印象深かった。

私は知性も語彙力も足りなくて、

読後の感想をこの程度にしか表現しかできないのがもどかしい。

鈴木先生からもっと教えを受けたくて、

Amazon「教養としての認知科学」の中古品を注文した。

 

この手の本は、価格が高いのがつらい。やっぱりお金持ちになりたい!

 

「ユートピア」 湊かなえ

あと一冊、先週からの湊かなえさん続きで読んだ。

わかるなー、30~40代女性の微妙な心の動き。

登場人物たちの心の声に共感しまくりの本。

 

湊かなえさんの本は図書館でほかにも2冊予約中。

 

それにしてももっと本を読む時間と、

読みたい本を値段を気にせずバンバン購入できる財力が欲しい。

FXで成功したらそれができたかなぁ。どうかなあ。わからんな。