読み終わった。疲れた。
さてさて読み終わって思うこと
ミーム、それは人間に寄生するウィルスのようなもので、生き残りをかけて進化する。
人間がコンピューターに喩えられていたが、以前に読んだダマシオ教授の本では「人間のホメオスタシス(恒常性)が意識に深くかかわっている」ことを言ってたと思いだした。(この本では全く触れられていないけれど)
言語は、人間の進歩のための発射台のようなもの。なるほど。
意識はスマホのアプリのようなもの。その中身(仕組み)はよくわからないけれど、動かすことが出来る。アプリが起動しないこと(思い出せないこと)もある。ふむふむ、確かにそう思う。
生物の進化の段階と言っていいのでしょうか。著者は次の四段階を著わしている。
ダーウィン的生物 ⇒ 最も低い段階。予め固定されている。
スキナー的生物 ⇒ 「強化」に反応して行動を調整することが出来る。
ポパー的生物 ⇒ 仮説的行動を事前に用いることが出来る。
グレゴリー的生物 ⇒ 最も高い段階。抽象的、具体的な思考道具を持っている。「潜在的知性」がある。私たち人類だけが、「思考道具を意図的に導入し利用するすべを見出す」。
こういうどっしりとした本(「大著」と言うようです。)を読むのはすごく大変だけど、読みごたえがあるので頑張ってしまいます。
頑張って読みました。なんらかの思考道具が手に入れられただろうか。