「アッテンボロー 生命・地球・未来 私の目撃証言と持続可能な世界へのヴィジョン」デイヴィッド・アッテンボロー
今までもずっと、自然破壊、環境破壊という話はいろんなところやメディアで見聞きしていたけれど、
この手の本をがっつり読んだのは初めてで。
子育ても下の子がもうすぐ高校生で終わりが見えてきたから
このような環境や世界の状況に目が向けられる余裕がでてきたのかしら
(なんちゃって)
この本で衝撃だったことは、
・1937年には66%だった自然の残存率が2020年には35%にまで減っているということ。
・地球上の哺乳類の96%が人間と人間が食べるための牛や豚や羊で占められていること。
・牛肉1kgを生産するのに豚や鶏の15倍もの土地が必要なこと。
まだまだ海の資源についても、このまま同じ状態が続くと
・2050年代には漁業や養殖業に終焉の兆しが見えるだろうこと
などなどほかにも色々な危機があるということ。。
人間の活動が地球をひどい状態にしてしまっていること。
でも人間には知恵がある。地球の自然を回復する手立てはあり、
強い意志でそれは可能であると著者は述べている。
「必要な手段はすべてそろっているし、何十億人の頭脳という助けも、自然の計り知れないエネルギーという助けもある。」「未来を思い描いて、その実現に取り組む能力」があると著者は言う。
けれども、『必要な手段』はどこまで実現可能なんだろうか。
この本のAmazonのレビューにもあるけれど、ホント、世界のリーダーや
企業のリーダーに読んでいただけたらと思う本
息子にも高校受験が終わったら、絶対読んでほしい!!
(親も子も今のところ何のリーダーでもないけど)
なんとなく、ぼんやりとしか考えてこなかったし
目を向ける余裕もなかったけれど、
意識して地球のためになる生活をちょっとでも送れたらと思う
だってやっぱり、子供がいるから、私の子供たちにも豊かな地球であってほしいから。
人間の欲は果てしないのでね、足るを知って、満足できるのが
一番幸せだなあと思う。
読んでいただきありがとうございました。