子供たちが中学生の頃、お世話になっていた塾がある。
その塾の先生の奥様がご病気で、先生は看病に専念されるため塾を閉鎖されると人づてに聞き、心が動揺していた1週間だった。
奥様ご自身も別の教室を開催されていて、私自身が数年前に少し通わせていただいていたからだ。
以前から入院やご病気のことは少し伺っていたが、塾を閉鎖されるほどなので、もしかしたらあまり良くない状況なのかと思っている。
今回子供の友人関係を通して知ったことで、個人的にお付き合いしていたわけでないので直接先生にお話を伺うこともできず、ただただ先生と奥様とご家族のことを想うしかできない。そんな1週間だった。
今週はあさきゆめみしを読みとおした
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他に読んだ本
「ネガティブケイパビリティ」という言葉を知ったのはつい最近で、絶対知らなくてはいけない概念だと思い読んでみた。
「ネガティブケイパビリティ」とは解決しないことや答えの出ないことをそのまま受け止め抱えていく力。白黒つけられない、その中間の灰色(グレー)の状態でも耐えれる力だ。
そういえば、人生とか生きるとかいう事は、そういう状態が何て多いことかと思う。
そして「紫式部はネガティブケイパビリティを持っていた。作家、詩人や芸術家はネガティブケイパビリティを持つ人が多い」といったことが語られていた。
まさに今、あさきゆめみしを読んでいたので、それと知らずにこの本を借りていたので、自分の中でのちょっとした点と点とのつながりだった。
そしてこの著者の方のお名前は源氏物語からとられているそう。
源氏物語はいつか漫画でなくて、現代語訳でも読めるだろうか。
他に読んだ本
哲学者ヘーゲルの「精神現象学」について語られていて、ちょっと難しかった。
週の初めに読んで、内容を忘れてしまっているという情けなさ。
付箋をつけた箇所を簡単に見返してみる。
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・自分なりの言葉で書くことを心がけよう。「楽しかった」「美味しかった」ではなく
『どう楽しかったのか』「どう美味しかったのか』伝える力を鍛えよう。
・古典哲学を読むときは訳も重要
・現実世界は常に運動しているということがヘーゲルの哲学には書かれている。
「つぼみは花が咲くと消えてしまい、その花が枯れないと果物はなりません。しかし、最終形の果物だけが真実ということではなく、つぼみや花は確かに存在していたから、つぼみから花になって、花から実になって、実から種になって、というつながりの中で見ていこうという考え方が書かれています。」
・自分のことを客観的に他者に説明することは、究極的にはできない。
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あと、太宰治の「人間失格」を読もうとしたのだけれど、なんだか暗い気持ちになりそうで読むのをやめてしまった。
そして増えていく積読本。今日も図書館に予約していた本を受け取りにいく。
がんばるぞー。楽しくね。自分の満足を大事に。