先日の同じ著者の『バレット博士の脳科学教室 7½章』がとっても読みやすくて、数時間で読めたのだけど、こちらの『情動はこうして作られる』の方は500頁近くあり、がっつり取り組む必要がありそう。
まだ、3分の1くらいしか読んでないけれど、かなり興味がひかれる理論が述べられていてわくわくする。
脳は、刺激を受けて反応するのではなく、常に予測してそして訂正するということをしているらしい。
構成主義的構造理論という新しい理論。へー。
最近の神経科学の世界では、脳は「先に予測している」のではないかと考えられているようだ。
今までの古典的な脳の構造理論では、人間は大脳新皮質のおかげで理性的な行動ができるとされてきたけれど、どうやら、脳はそんな単純な構造ではないらしいということが書いてある。
ある特定の場所が働いているのではなくて、脳全体のニューロンのネットワークが常に活動しているらしい。
不安や恐怖は脳の偏桃体のせいだと色んな本を読んで思っていたけれど、偏桃体だけのせいではないのか?
情動がどうやってつくられているのか、すごく興味がある。
まだ全部読めてないけれど、うずうずしたので、忘れないように備忘録として書いた。