コロナということで会社は今週いっぱいお休み
来週月曜の朝、自宅で抗原検査して陽性が出なければ、出社しようと思っている
せっかくの自宅療養、熱が下がったのをいいことに、読書にいそしむ。それができるのがちょっと嬉しい。
ダニエル先生の『心の進化を解明する――バクテリアからバッハへ』の第一部をやっと読み終えた。
この本は「人間の心はいかにして存在するのか」について探求している本のようだ。
私なりの理解として掴んだこと、感じ取ったことは
・人間は別に神(創造主)から選ばれし動物ではない
⇒本文で直接そうは述べられてないけど
・理解力なき有効性
・理由付けのない理由で生命は進化している、知性なき知性
⇒つまり、神(創造主)が命を創ったってわけではない
⇒この本の中で『ダーウィンとチューリングの推理の逆転』と表現されている
・生命の循環の中でたまたま環境に適応できる有利な特性を備えた個体が生き延び子孫を増やし、その種の進化(変化)となった。進化は自然選択の結果。
⇒ダーウィンの進化論、ドーキンス先生の『利己的な遺伝子』の主張
素人の私にはこれくらいの大雑把な捉え方しか今のところできない。
ダニエル教授も無神論者なのですね。
ところで、以前よく読んだスマナサーラ長老の話に自分の中で勝手につなげてしまった。
【ブッダの教え/メンタル軽くなる】人生は虚しい苦しい/ゲームだから明るく生きる - YouTube
人間はとかく物語付け理由付けしたがる生き物だけど、生命そのものに産み出された理由なんてものは特になく、生命の循環の中でたまたま今この時ここにあるだけの存在であるならば、人生にむやみやたらと意味を見出そうとする必要なんてないよねーと。
それで、遺伝子はただただ自分の複製を増やすことが目的であるように見えるので、スマナサーラ長老の「私は幸せでありますように」とはじまる慈悲の瞑想の言葉は、遺伝子的にすごく利にかなっているではないか!と。
【瞑想のやり方】慈悲の瞑想フルバージョンーー生命の真理に達する実践|アルボムッレ・スマナサーラ長老の瞑想指導(日本語字幕付き) - YouTube
ダニエル・C・デネット教授は哲学の教授であるせいでしょうか、私には文章が一つ一つドラマチックに感じられます。
読むのにすごく時間かかっているんだけれど、哲学をもっと読んでみたいと思っているので、哲学科の教授が心の進化について語っているなんて何てナイスな本なんだ!とじんわりと感動を覚えます。
引き続きじっくり読もうと思っています。